質問
食べる順番を変えるだけでダイエット効果があるとTVや雑誌で取り上げられていますが本当に効果がありますか? 41歳女性
ダイエット効果はあります。
効果の説明の前に食べる順番を変えるダイエットがどんなものか説明させていただきますね。
食べる順番を変えるダイエットってどんなものなの?
食べる順番を変えるダイエットとは、簡単に言うと、
1.野菜
2.肉、魚、卵、豆類のおかず(たんぱく質)
3.主食(米、パン、麺など)
の順番に食べましょうというものです。
食べる順番を変えるだけでどうしてダイエット効果があるの?
食べる順番を変えるだけでダイエット効果がある理由が大きく2つあります。
1.血糖値の上昇を抑えやすくなる
主食(米、パン、麺など)は糖質です。この糖質を先に食べるとどうしても血糖値が急激に上昇してしまします。血糖値が急激に上昇するとインスリンというホルモンの働きで血糖値を下げる働きをしてくれます。この働きだけだったらいいのですが、インスリンは脂肪の合成を促進させてしまう働きもあります。
野菜には食物繊維がたくさん含まれます。この食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。その働きのお陰でインスリンが大量に出されずにすむことで、脂肪の合成をさせにくくしてくれます。
そのことで、ダイエット効果が得られることが言えます。
2.満腹感が得やすい
野菜は食物繊維が多いのでよく噛まないと食べれません。また、肉や魚などのタンパク質もよく噛まないと食べられません。
ということは、咀嚼の回数が増えます。
咀嚼の回数が増えると、噛む刺激が脳内の結節乳頭核という場所に働きヒスタミンが作られます。このヒスタミンが満腹中枢を刺激するので満腹感を得られやすくなり食べ過ぎを防いでくれます。
そのことからダイエット効果があると言えます。
※1回あたり、30回くらい噛むとこの効果が得やすいと言われています。
食べる順番を変えるダイエットのやり方
先ほどもいいましたが、
1.野菜
2.肉、魚、卵、豆類のおかず(たんぱく質)
3.主食(米、パン、麺など)
の順番に食べます。
①野菜
緑黄色野菜や淡色野菜、きのこなどの食物繊維の多い食べ物から食べましょう。
海藻類も食物繊維が多いのでおすすめです。
ということは、葉物野菜の海藻サラダを食べるとおすすめです。
根菜類(大根、レンコン)、カボチャ、イモ類、トウモロコシは糖質が多いので最後の主食と一緒に食べましょう。
②肉、魚、豆類のたんぱく質系のおかず
メインディッシュのおかずをしっかり噛んで食べましょう。味噌汁も豆類になるので野菜の後のこのタイミングで食べる方がおすすめです。
③主食は最後に食べましょう
おかずをお米の上でワンバンドさせて、おかずとお米と一緒に食べる。
この食べ方って美味しいですよね。
でも、食べる順番を変えるダイエットをする時はこの食べ方はNGです。
お米はよく噛んで味わって食べましょう。
この時、白米を玄米に変えるだけで、より血糖値の上昇を抑えることが出来るので効果が高くなります。
早食いは禁物
食べる順番を変えるダイエットは「食べる時間」をかけることもポイントです。
お米を食べるまで10分はかけましょう。
早食いをしてしまうと、咀嚼の回数が少なくなってしまうので、満腹感が得られにくくなり食べ過ぎてしマイやすくなります。早食いをしないように心がけてみて下さい。
食べる順番を変えるダイエットは緩やかダイエット
食べる順番を変えるダイエットは、正直言って効果はありますが、即効性はあまりありません。
即効性があるダイエットは、糖質を抑える食事か、カロリーを抑える食事に変えて運動をすることです。
ただ、忙しくて運動の時間が取れない方や、食事制限はストレスが溜まって続かないという人にはとても向いているダイエットです。
ストレスなく長く行いやすいので、気になる方はトライしてみて下さいね!
まとめ
・「食べる順番を変えるダイエット」はダイエット効果がある
・野菜→おかず(タンパク質)→主食の順番に食べる
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