質問
ケトジェニックダイエットと糖質制限ダイエットの違いはなんですか?
どちらも糖質を制限するような感じですが、違いがいまひとつわかりません。
教えてください。よろしくお願いいたします。(37歳男性)
ケトジェニックダイエットも糖質制限ダイエットも基本的には、三大栄養素である糖質、タンパク質、脂質の中の糖質を控えてダイエットしましょうというものです。
日本の糖質制限の第一人者は江部康二先生です。江部先生は1日に糖質摂取量が100g位となる食事を「糖質制限食」として推奨されています。
それではケトジェニックダイエットとは一体どんなものなのでしょうか?
ケトジェニックダイエットって何?
ケトジェニックダイエットとは簡単に言うと、糖質を制限して体脂肪をエネルギー源とするケトン体というものが出た状態でダイエットしましょうというものです。
私たちが主食等の糖質を多く含んだものを食べている時は、糖質(グリコーゲン)が基本的なエネルギー源になっています。
これが、糖質を控えた糖質制限を行うと、血糖値が上がりにくくなることからダイエット効果が高いということで近年話題になったのが糖質制限ダイエットです。
この糖質制限ダイエットで、一日の糖質量を50g以下にすると、基本的なエネルギー源である糖質(グリコーゲン)から体脂肪をエネルギー源にしたケトン体というものに変わります。
このケトン体が出た状態のダイエットのことをケトジェニックダイエットと言います。
ケトジェニックダイエットと糖質制限ダイエットの違い
先ほども言いましたが、江部先生は糖質制限ダイエットは1日に糖質を100g以下にすることでも効果が出るとされています。
1日糖質量が、50g以上~100g以下のときには、ケトン体は出ませんが、その状態でも十分、ダイエット効果があるということです。
ただ、江部氏が推奨する糖質制限ダイエットの中でもスーパー糖質制限食を行うと1日糖質量が50g以下になるので、ケトン体がでます。
ということは、この状態はケトジェニックダイエットになっていると言えます。
すなわち、大きくくくった糖質制限ダイエットの中に、1日に主食を3食食べずに糖質量を50g以下にするケトジェニックダイエットが含まれる感じです。
なので、
ケトジェニックダイエットと糖質制限ダイエットの違いは、1日に制限する糖質量の違いです。
ケトン体が出るほどの糖質制限なのか、そうでないのかの違いであり、基本的には糖質を減らしてダイエットしましょうという観点では同じになります。
ケトジェニックダイエット・糖質制限ダイエット中の注意点
ケトジェニックダイエット、糖質制限ダイエットをやるにあたって、注意点があります。
それは、タンパク質(肉、魚、卵、豆類)は減らさず毎食1品は食べてください。
そして、糖質を制限するので、脂質を意識して摂ってください。
出来るならば、脂質はトランス脂肪酸(マーガリンやお菓子、菓子パンに多い)を避けて、オメガ3(青魚、亜麻仁油、クルミなど)という油を意識して摂取してください。
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そして、ケトジェニックダイエットなら、より多くの脂質を意識して摂ってください。
空腹感が強くなったり、やる気が出ない、眠気が強いなどの症状が出るときは、脂質不足が考えられます。
この時は、脂質をより増やしてください。
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まとめ
・基本的な糖質制限ダイエットは1日糖質量100g程度のダイエット
・ケトジェニックダイエットは、1日糖質量を50g以下に抑えてケトン体が出ている状態のダイエット
・糖質制限ダイエットとケチジェニックダイエットの違いは1日に摂取する糖質量の違い
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