ダイエットにおいて栄養素の特徴を知っているのと知らないのでは結果が大きく変わってきます。
なぜなら、栄養素の特徴を把握できていればメリットの部分を最大限に活かし、デメリットの部分を最小限にすることで結果が出やすくなりからです。
栄養素の中で「脂質」という言葉を聴いたことがあると思います。
では、この脂質は一体どんな栄養素なのでしょうか?
脂質って何?
脂質は、体の土台になり、エネルギー源になる※三大栄養素の一つです。
※脂質の他に糖質、タンパク質があります。
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脂質は水に溶けません。
クロロホルム、エーテルなどの有機溶媒に溶ける物質で、炭素、水素、酸素で構成されているものです。
脂質はどんな栄養素なの?
脂質は、人が生きていくうえで活動するためのエネルギー源として働いてくれています。
糖質、タンパク質は1gあたり4キロカロリーあるのに対して、脂質は1gあたり2倍以上の9キロカロリーありパワフルなエネルギー源です。
また、ご飯が食べられなくなった時などの緊急事態にエネルギーとして働けるために体に体脂肪という形で蓄えられています。
女性が下腹部やお尻、太ももに脂肪がつきやすいのも出産時の緊急のエネルギー源として使えるために蓄えやすい特徴があります。
また、骨、筋肉、内臓を守るクッションの働きもあります。
体の細胞を包む膜やホルモンの材料になったり、ビタミンの吸収をサポートする特徴も持ち合わせています。
脂質を含む主な食材
脂質を含む主な食材をご紹介します。
肉類…牛ばら肉、豚ばら肉など
魚類…サーモン、さんま、サバなど
調味料…バター、マーガリンなど
ナッツ類…アーモンド、クルミなど
油類…サラダ油、オリーブオイル、ゴマ油、亜麻仁(アマニ)油、
その他…卵、チーズ、お菓子類
上記のものが主な脂質の食材になります。
脂質が不足してしまうと…
脂質は、タンパク質などと一緒に体を作ることをしています。
人の細胞を包む膜(細胞膜)を作る役割しています。
ですので、脂質不足になると細胞を包む膜が作られにくくなるので、肌に潤いがなくなりガサガサになったり、血管がもろくなり出血しやすくなってしまいます。
また、ホルモンを作る材料でもあるのでホルモンが作られにくくなり体に不調が出やすくなります。
脂質を摂り過ぎると
これが、ダイエットに関係します。なぜなら脂質は他の三大栄養素に比べてカロリーが2倍以上あるからです。
脂っこい食事をし続けるとカロリー過多になり、体脂肪が蓄積して太っていってしまいます。
世の中の美味しい食事には決まって脂質がたくさん入っています。
ピザ、トンカツ、ハンバーガー、ケーキ、スナック菓子、などなど。
これらの食品は脂質が高いので必然とカロリーが高くなります。
ダイエット中は脂質を抑えてカロリーを低くすることが大切になります。
お肉でしたら、鶏むね肉の皮なしやささみ、牛・豚肉でしたらヒレをちょいすすると良いです。
お魚でしたら、白身魚がオススメです。
脂質を控えるダイエットをする時は、これらの脂質の少ないタンパク質を食べるとお勧めです。
また、調理油はオリーブオイルのスプレー缶のものを使用していただくと適量ですみます。
どんな脂質を摂ると健康的なのか?
ダイエット中に脂質を控えるのはカロリーが抑えられ有効なのですが、脂質が少なすぎるのも問題が起こることは先ほども説明しました。
ダイエット中でも、摂取するとダイエット効果だけでなく健康にも良い脂質があります。
それは、オメガ3と言われる脂質です。
亜麻仁油、シソ油、エゴマ油に多く含まれています。
これらの油は最近ではスーパーで気軽に買えるようになりましたので、一度探してみて下さい。
1日にティースプーン1~2杯をサラダにかけたりおかずにかけたりして摂取するとお勧めです。
また、アーモンドやクルミもお勧めです。(1日10~15粒くらいは食べてOKです。)
まとめ
・脂質はエネルギー源としてパワーを出してくれる栄養素
・カロリーが高いので、ダイエット時には余分な脂質は少なくする
・脂質は細胞膜や血管、ホルモンを作る材料なので適量は必要
・ダイエット時の油はダイエット効果があり健康にも良い、
亜麻仁油、シソ油、エゴマ油を摂取する→1日ティースプーン1~2杯
クルミやアーモンドなら1日10粒~15粒
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