質問
最近、冬にダイエットをすると、体調を崩す(風邪をひいたりする)ことが多いんです。ダイエットをすると風邪をひきやすくなるのですか?
対策法はありますか?(33歳女性)
ダイエット中は風邪をひきやすくなる方が多いです。
私が考える理由が大まかに3つあります。
1. ダイエット中は食事量を減らすので栄養不足から免疫力が低下する。
2. 運動の疲れが溜まって免疫力が低下する
3. ダイエット中に限らず冬は乾燥するのと、周りに風邪をひいている人が多いことからウィルスをもらいやすい環境になりやすい
以上の理由からダイエット中は風邪をひきやすくなります。
冬のダイエット中の風邪対策
基本的に社会生活を送っているうえでウィルスを全部防ぐことは不可能です。
ウィルスはほぼもらっていると考えてもいいです。
では、風邪をひく人と引かない人の差はなんでしょうか?
答えは免疫力になります。
免疫力を高い状態をキープできれば、基本的に風邪をひきにくくすることができます。
これが、一番の風邪対策になります。
免疫力を高くするためには?
では、ダイエット中でも免疫力を高くキープするにはどうしたらいいのでしょうか?
スタンダードですが、睡眠をしっかりとることが大前提です。
その他にもお勧めな対策が3つあります。
1.血流の改善
2.粘膜の強化
3.免疫物質を作る
1.血流の改善
風邪をひきかけると背中がぞくぞくっとすることがありますよね。
これは冬で寒くなることで血流が悪くなっている可能性が高いです。
血流が悪くなると、免疫物質の合成能力が低下しやすくなり風邪をひきやすくなります。
反対に、血流をよくすることが出来れば免疫力をキープし、風邪を防ぎやすくなります。
そこでお勧めなのが、肩甲骨の間にある「風門」と呼ばれるツボにカイロを貼って温めるとお勧めです。
不思議と体がポカポカ温かくなってきますよ。
2.粘膜の強化
ウィルスや微生物の入り口は粘膜です。
鼻や喉の粘膜が強く出来るとウィルスや微生物の侵入を防ぐことができます。
粘膜を強化するために必要なのがビタミンAです。
ビタミンAを適度に摂れると粘膜を強化することが出来てウィルスが侵入しにくくなり、風邪の予防になります。
ビタミンAは、鳥、豚、牛などのレバーや、卵、などにたくさん含まれていますので、これらの食べ物を意識して食べてみていただくとお勧めです。
また、粘膜は乾燥するとウィルスが侵入しやすくなります。できるだけ加湿器を使用しましょう。
加湿器がない方は、バスタオルを濡らして部屋に干すだけでも効果的です。
3.免疫物質を作る
白血球などの免疫物質を作り出す上で必要なのはタンパク質をしっかり食べることです。
肉、魚、卵、豆類などのタンパク質は毎食1品は食べましょう。
※ホエイプロテインからも摂取すると免疫を向上させる物質が入っているのでお勧めです。
次に、ビタミンCを意識して摂取しましょう。
1日に2~3g摂取するとお勧めです。
食品からビタミンCを摂取するには大量に食べないと行けなくなるので現実的ではありません。
サプリメントから摂取することをお勧めします。
下記のサプリメントを毎食後に1錠飲めばOKです。
風邪を引いてしまった時は、ビタミンCはより必要になります。この時は1日に5~10g摂取することを目安にしていただくと治りが早まります。(1回に1~2gを2~3時間ごとに摂取するとお勧めです)
基本的には、タンパク質とビタミンCを意識して摂取してください。
ここからは、一般的にはなじみがないかもしれませんが、お勧めのサプリメントをご紹介します。
グルタミンとアルギニンがお勧めです。これらも免疫力を向上してくれます。
グルタミンは、運動後に10g、寝る前に10g飲むとお勧めです。
運動をしない日は朝10g、夜寝る前10g飲むとお勧めです。
アルギニンは、運動1時間前に4~6g飲むとお勧めです。
運動をしない日は食後に1~2g程度飲むとお勧めです。
以上が冬のダイエット中の風邪予防対策になります。
もちろん、これらの方法はダイエット中でなくても風邪予防対策にとても効果的なのでお勧めです。
まとめ
・ダイエット中は食事量を減らし、運動をして疲れが抜けないと免疫力が下がり風邪をひきやすくなる。
また、冬は乾燥するため、粘膜の潤いが減りウィルスをもらいやすくなる。
・冬のダイエット中の風邪予防は免疫力の高い状態をキープすること。
・免疫量の高い状態をキープする方法は、1.血流の改善 2.粘膜の強化 3.免疫物質を作る ことが有効になる。
・具体的な方法は、睡眠をとることが大前提だが、以下の方法がお勧め。
1.肩甲骨の間に貼るカイロを貼る。(インナーに貼るカイロを貼ってから着て下さい。)
2.ビタミンAを意識して摂る(鶏・豚・牛のレバーや卵から)
3.タンパク質を毎食一品食べる。(ビタミンAも摂れるので鶏・豚・牛のレバーから摂れれば一石二鳥 もちろん他のタンパク質でもOK)
4.ビタミンCをサプリメントで摂る。
5.余裕があればグルタミンとアルギニンを摂る。
この記事へのコメントはありません。